| 〜 ワックスの基本的な知識からご説明します 〜 |
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<図1> |
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| ソール |
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| <ソール>:滑走面。「素材」とは、ソールの材料そのもの。その材料が、ボードやスキーに「貼り付け」られるまでは、「素材名」=「その素材の特徴」、となりますが、「貼り付け方」=接着剤の種類、接着温度、接着時の圧、等により同じ「素材」であっても「差」が生じます。貼り付けた後には研磨作業が行われ、さらに「差」が生まれます。同じ「作業工程」のはずでも、「研磨」は「削る」作業ですから、削るもののコンディションは常に変化していますし、それをコントロールしているのは人です。そのために個体差が生じます。 |
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| <状態>:上記の「同じ作業」を行っても「状態」に個体差がありますが、意図的に「仕上げ方」を変えている場合もあります。一般的に知られているものでは「ストラクチャー」と呼ばれるソールに彫られた溝も、これにあたります。「ストーングラインド」つまり石による研磨によって溝を彫るのですが、「ストレート」や「クロス」等の「溝の方向」を指す言葉だけが使われているようですが、実際は「石の回転速度」「ボード(スキー)を抑える圧」「ボード(スキー)を送り出すスピード」によって、同じ「ストレート」や「クロス」であっても、まったく「別物」になります。これは「サンディング」と呼ばれるサンドペーパーを用いた研磨にも同じことが言えます。様々な要素によって、いま現在あなたの手元にあるボード(スキー)の「状態」(コンディション)が、そこにあるわけです。 |
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| ワックス |
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| <作業性>:どんなに優れた性能を持つワックスでも「塗るのが難しい」と、使い手を選びます。ワックスは基本的に毎滑走後(前)に、ご自身で行うものですから、作業が容易な(作業による差が出ずらい)ことも大切です。 |
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| <浸透性>:アイロンを使ったホットワクシングの目的は「ソールにワックスを染み込ませること」です。なぜ染み込むのか?を下図に「わかりやすいイメージ」として表しました。 |
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★実際には上図のような「線状」でも「均一」でもありませんが、あくまでもイメージということで。
図の右に行くほど「熱を加えた」場合のソールのイメージです。「熱を加える」と言っても、温度を上げ続ける(60℃→100℃→120℃)のではなく、「ほどよい温かさで長時間」熱を加えます。するとソールに「隙間」(目視はできません)ができて、そこにワックスが浸透するわけです。 |
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| ソールが冷えた状態で、アイロンで溶かしたワックスを急に塗っても、それは「浸透」ではなく、表面に塗り伸ばしただけのことです。 |
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| 「ほどよい温かさ」とは「ソールが熱でのダメージを受けない」温度で、かつ「ワックスは溶ける温度」です。「浸透性」を求めた場合、「融点(溶ける温度)が低いワックス」が絶対条件になります。 |
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| <定着性>:浸透しやすい(染み込みやすい)と相反するようですが、ワックスには「持続性」も求められますから、「抜けづらい」という要素も必要になります。素晴らしい滑走性を持たせても、効果を保つ距離が10mであっては、一般的なニーズには適応しません。また「定着」とは「摩擦に負けない」ということでもあります。そこで「定着させる方法」として2つの方法があります。「硬さを増す」方法と「粘度を増す」方法です。 |
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| <硬度>:ワックスの「硬さ」を上げることで摩擦に強くできます。もちろん「硬ければ良い」というわけではなく、滑走に対して理想的な「スピード」と「持続性」のバランスが大切です。 |
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| <粘度>:粘りが強くなると「剥がれづらくなる」のはイメージしやすいと思います。これもまた粘度が高過ぎると、抵抗が大きくなり「スピード」は上がらなくなります。 |
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| <撥水性>:雪は水分でできていますから、水を弾く、つまり「撥水性」は重要です。ワックスの基本的な材料である「パラフィン」も撥水しますが、より強い撥水を求める場合は「フッ素」や「シリコン」などを用います。ただし、雪の「質」や混合物に対し、フッ素やシリコンが「苦手」とする状況もあります。 |
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| <適応性>:「ソール」の素材や状態については前述しました。ワックスの基本的な役割も前述しました。ここでは実際の使用時に生じる問題点、「他社製品との併用」も含めて考えます。パラフィンの特徴の一つに、「他の材料と混合しやすい」というものがあります。パラフィン+パラフィンであれば特性の変化はあるにしてもケンカはしません。ただし、そこに含まれる他の材料に関しては難しい。A社のフッ素ワックスとB社のフッ素ワックスを同時に溶かしたら?まずパラフィンに他の材料を入れる場合には、それをキレイに分散するための分散剤や界面活性剤など「その他」の要素もでてきて、パラフィン以外のもの同士の相性が悪いことがあります。カシワックスは基本的に「ベースワックス」として開発しましたので、他社製品が「上に乗る」ことを前提にしています。故に「精製によって特性をコントロールした純粋なパラフィン」が必要でした。これにより、他社ワックスに対しても、また様々な雪に対しても適応幅の広いワックスが生まれました。 |
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| 滑走条件 |
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| <雪温>:雪温によるワックス選定を行う場合、「0℃以上」「0〜-2℃」「-3℃」「-4〜-6℃」「-7〜-15℃」「-15℃以下」というのが「温度別での考え方になります。随分細かい・・・と思われるかも知れませんが、実際には、「現在の雪温」は温度上昇して、この温度になったのか?逆に温度下降して、この温度になったのか?というのも考えます。結論から言うと「雪温を測ってベストなワックスを選ぶ」というのは非常に難しい、ということです。 |
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| <雪質>:雪には様々な「雪」があります。書物やメーカーのカタログに表記されている「雪の名称」から、各地のローカルが使う表現まで、多くを聞きましたが、まだまだ雪を表現するボキャブラリーは足りません。トップ競技者であっても、電話で「こんな雪」というのを伝えるのは非常に難しい。また常に変化している「雪質」を読むことは完全に超ベテランの領域です。これも一般的に「そこまで理解して」と言うのは難しい要望だと思います。 |
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| <速度域>:同じ雪、同じコース、同じ道具を使って、体格の似たような二人の人が滑るとします。Aさんは直滑降でしたが、Bさんはショートターンで減速しながら、滑ってきました。このとき「雪」だけで考えれば1種類のワックスを選択できたとしても、二人に同じワックスがベストでしょうか?これが「速度域」を考えるということです。Aさんには初速が弱くても、高速域でスピードが伸びるワックスのほうが適していますし、Bさんには減速後の加速がスムースなワックスのほうが適しています。このようなワックスの選び方もあります。 |
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| <加圧>:同じ雪、同じコース、同じ道具、同じような乗り方ですが、体重差が30kgもあった場合は?当然「摩擦」が変わりますから、ここでもワックスは変わりますね。 |
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| まとめ |
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| 「それじゃ選べない」・・・そうです、選べません。そのために「今日は当たった!」とか「ハズレた!」ということが起きます。いかに「ハズレを無くすか?」しかもアベレージ速度やフィーリングを高いところに設定して、それを満たすか?それこそがカシワックスの役割です。どんなソールで、どんな場所をどのように滑るか?それを満たすワックスには、どんな性能が求められるのか? |
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| 「ワックスそのものが雪に対応する」。滑走性能はもちろん、作業性に優れ、しかも環境にも優しい材料しか使わず、他社のワックスとも併用できる。 |
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| これが、一般の方からワールドカップまで、多くの方からカシワックスが「良い」と言われる理由です。 |
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| どうなってるの? |
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| カシワックスの仕組みをご説明します。 |
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